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【本の要約】プロセス・コンサルテーション―援助関係を築くこと

 

コンサルタントとクライアントとの相互作用に焦点を当て,いかにして健全な援助関係を効果的に実現するかを説明。コンサルタントとしての40年を越える経験をもとに,援助の一般理論と方法論を構築した決定版である。(Amazon 紹介欄より引用)

 

Process Consluting に必要な10のこと

 

1.常に援助的であること。

もし援助的であろうとしなければ当然援助関係は築けない。

2.常に現状を認識しておく

自身、周囲、クライアントで何が起こっているのか、

判読できなければ援助的にはなりえない。

現実・状況を理解すること。

 

3.無知にアクセス

知っていること 知っていると思っていること

本当に知らないこと の区別をきちんとする。

知らないこと 無知 であることを認識。その無知を調べる姿勢が大事。

 

4.自分のすることはすべて介入だ

相互作用が生み出される。

コンサルタントとしての行動が目標からずれていないか。

解決をするために導くだけであり、実際に行うのはクライアントだ。

5.問題も解決策もクライアント次第

クライアントへの支援をするのがコンサルタント。

支援という言葉の意味を理解すること。決して主人公にならない。

仲間になること。

 

6.流れに身を任せる

状況を知らないので、なるべくクライアント自身の行動に任せる。

その集団の文化的背景を理解したつもりでも、

しょせん他人である。同僚でもなく、無知であるのだから、

川の流れを変えることはできない。流れに身を任せ、

その流れを読みながら身のこなしを支援すればよい。

 

7.タイミングが重要

質問・意見 介入のタイミングは重要。

クライアントのモチベーションを下げることにならないように。

 

8.対決的な介入

迎合するだけでは物事の改善は進まない

時に反対の立場・意見の導入、方針転換をするために意図的に

対決的な介入が有効。

 

9.誤りは避けられないがそこからの学びが重要

100点満点のコンサルタントはできない。

間違いがあったことを認識する。そして学ぶ。

10.疑問は抱えず、問題は共有

わからないことは聞く。コンサルタントは

なんでも知っているわけではないのである。

 

感想

ロセス・コンサルテーションは介入だ。そして人の話を聞くときは一度”保留”することが効果的。

なぜなら保留している時間は正しい判断を導き出すことに使われるから。そしてクライアントも同様相手が理解しているかどうか、判断する

 

人の話を聞かない というのは介入をされないようにしている自己防衛なのかも。

難しい本ですが、仕事だけでなく人付き合いにも役立つ本です。

言葉をかみ砕いて考えると、子育てにも通ずるところが大いにありますね。

子供たちへの教育。親としての付き合い方にも、子供自身の人間力アップにも。

英語教育も大切ですが、まずは人間力ですね。

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